リハビリテーション科 劉亦修 医師
高雄榮民総病院 主治医師
台湾児童リハビリ医学会 副秘書長
教育部定 助理教授
衝撃波って何?
「衝撃波」は早期に腎臓と尿路の結石を砕いて、その治療に使われました。所謂、「体外式衝撃波結石破砕療法」です。研究によって、エネルギの適切な調整で、いまや、柔らかい組織(例えば、筋肉、筋膜、筋腱、靭帯など)の石灰化への治療に応用されています。
衝撃波によって施術された部位は低侵襲の傷があるが、身体自身は回復機能を働かせて、修復することができるから、成長因子の増加と血液の好循環をもたらし、増生の効果になります。
二種類の衝撃波
エネルギーの輸出方式によって、衝撃波はフォーカスタイプと呼ばれる集束型体外衝撃波と、ラディアルタイプと呼ばれる拡散型圧力波の2種類があります。病状によって衝撃波の種類を選びます。ほとんどの病院は一種類の衝撃波しか提供できないが、本院は二種類の衝撃波を提供できます。本院での治療プロセスは、まず、集束型体外衝撃波で主な病因に施術し、その次は、拡散型圧力波でより完全な治療ができます。
なぜ、効くの?
衝撃波は広範囲で応用されています。
筋肉、筋腱、靭帯:血管新生を活発させ、炎症の発生を抑え、身体の修復を促進します。
石灰化筋腱の炎症:炎症を抑え、石灰化を減らします。
骨の壊死:体内血管内皮と繊維母細胞の成長因子を増殖します。
筋肉の張力:脳性麻痺による筋肉の痙攣を減らすことができます。
神経の修復:繊維母細胞の増加によって、間接的に増生を助長します。動物実験では、周辺神経に損傷した髄鞘を再生させることができます。
乳がん術後のリンパ水腫:人体研究によって、乳がん術後のリンパ水腫は衝撃波の治療で、リンパの浮腫を減らすことができ、動物研究によっては、体内の成長因子を増加しリンパ管の新生で、リンパ水腫に効果的です。
勃起障害:血管性勃起障害を改善でき、性生活はうまくいきます。
治療方法
一回の治療はおおよそ15分間、二週間一回で、三回は一つの治療コースになります。病状によって、治療コースを増やしていきます。
治療を受けたとき、「集束型体外衝撃波」は患部に固定して持続的に施術ですので、多少の微小感電があって、「拡散型圧力波」は患部の近くに広範的に移動して施術し、機器の先端部分に押されて、震えることがあります。
衝撃波治療は微小の低侵襲の傷を作り、身体自身の修復機能を働かせるのが目的で、あまり、やり過ぎて“大きな傷”ができると、炎症を誘発してしまうことがあります。ですので、随時に、患者の痛みの程度によって、治療のエネルギーの調整を行います。
リハビリ+衝撃波=リハビリの仲間
リハビリテーションでは、治療機器の運用、患者の動作訓練、徒手治療などの方法を介して、大多数の運動器系の病気は有効的に治療できます。しかし、慢性の石灰化の筋腱の炎症、靭帯炎症は一般的なリハビリテーションによる治療効果が顕著でない場合は衝撃波の治療を考慮すべきです。臨床経験では、衝撃波の治療はリハビリテーションの治療よりも効果的で、完治までの時間もより短いのが特徴です。もちろん、リハビリテーション+衝撃波治療は一番の勧めです。
ご注意の点
衝撃波施術後の数日間は、施術部位では赤くなったり、膨れたりすることがあり、アイシングまたは、口服非消炎鎮痛剤で痛みを緩和します。PRP再生療法の注射と同様に、術後は過度の労働、運動をできるだけ避け、身体の自体修復機能の起動には有利です。
まとめ
衝撃波の治療は針のいらない便利なリハビリ治療の新兵器で、リハビリテーションも配合して、より抜群な効果が出ます。
衝撃波の治療は目前、運動器系の病気には有効的に治療できますが、ほかの病気に対しては有効だという研究もあるが、研究が少なく、また臨床の医師と相談するのをお勧めします。